茶パッケージはストレートティーです。初めて飲んだ時、随分野性的だなと感じました。インド産のアッサムやダージリンは完成度が高く、雑味がありません。品良く飲むならインド産英国ブランドが良いかも知れません。
昨日、スリランカで飲んだ紅茶が期待外れだったという方から、何故George Steuart Teaが美味しいのか?と尋ねられました。
実は7年前、当時のSri Lanka共和国駐日大使Admiral W.Karannagoda氏から紹介されたGeorge Steuart Teaも、大して美味しくなかった。私が気に入っていたのは一流ホテルカフェラウンジのRonnefeldとコロンボで購入したMlesnaのアールグレイでした。
私は色々と試行錯誤して180年続いた紅茶メーカーの品質を落さずに、日本で提供出来るように改善しました。玉も磨かざれば輝かないのです。
今年のFOODEX。Sri Lanka Tea BoothではMlesnaとDilmer(ヨーロッパ高級ホテルで良く見掛ける)スリランカ最大のメーカー)に挟まれて出展します。問題は彼等の品質にバラつきがあり、George Steuart Teaの品質が一定であるということです。一つだけ、申し添えると、Sri Lankaメーカーが有難がるsilver tipsやgolden tipsは安い中国茶に劣ります。茶の本場は中国であることを思い出します。
「1984」はノーベル賞候補村上春樹氏の「IQ84」のモティーフになった、George Orwellの小説です。50年足らずの人生で、彼は共産主義を疑い、紅茶を愛しました。
「一杯のおいしい紅茶」は1946年1月12日にEvening Standardというタブロイド誌に掲載された10ヶ条を中心にまとめられた随筆集。熱々の紅茶を好む彼はモーニングカップを推奨しています。
イギリス人は当時から共産主義を嫌がっていたのですね。ウクライナ侵攻を予言するような小説です。