赤坂ファミリークリニック https://www.afc.tokyo/ 112 小児科医がすすめる 最高の子育て食 講談社 体の不調がみるみる消える 細胞のおそうじふりかけ アスコム 医師が教える 子どもの食事50の基本 脳と体に「最高の食べ方」 「最悪の食べ方」 ダイヤモンド社 お料理好きのドクターが お届け! 天然ヘルシー 『調和食』レシピ キラジェンヌ 東京外国語大学イタリア語学科卒業、帝京大学医学部 卒業。東京大学大学院医学系研究科卒業。テレビ、ラジ オ、雑誌などメディアに多数出演。二児の母。 2023年1月に発売の「医師がおしえる子どもの食事 50の基本」(ダイヤモンド社)がおかげさまで好評をいた だき、本を読んだ方々の受診がとても増えています。お 子さんの食事・栄養について悩んでいらっしゃる方々が とても多いことを実感しています。なかでも、子供さんが 癇癪(かんしゃく)を起こして困るというご相談、お友達と トラブルになることが多いというご相談、チック症、などで ご来院の方が増えています。 普段のお食事の内容をうかがい、血液検査で栄養 状態の評価をすると、タンパク質、鉄、ビタミンDほか、大 事な栄養素が欠乏していたり不足しています。お食事 の指導をし、栄養成分を補えるよう治療介入を進める と、数か月で癇癪が減り、対人トラブルも減ってきます。 子どもだけでなく、大人の方も、日ごろの食事を見直し、 栄養素をきちんと摂ることで心身回復されます。 また、最近改めて注目しているのがPTSDやトラウマな どのストレス・マネジメントです。私たち人間は社会性の 生き物なので、ひとと一緒にいて安心・安全を感じること が重要で、脅威・恐怖・圧力が少しでも感じられる環境は 心身脳の機能を下げてしまうことが先行研究で示され ています。客観的なストレス源の大きさや種類が問題な のではなく、ひとりひとりがどのようにストレスを受け止め るか、がポイントで、その受けとめ方は百人百様です。 周囲にいるひとの目つき、まなざし、声のトーン、話し 方、姿勢、顔つき、顔の表情、など一見ささいに思えるこ とでも不快・脅威・圧を感じると、脳神経系が感知し、脳 に傷がつき(実際に、特殊な頭部画像検査ではそのキ ズがみえることがわかっており、いじめ、失恋、虐待、など による脳への傷です)、それがカラダの症状として現れ ることがあります。腹痛、下痢便秘、鼓腸(ガスでおなか が張る状態)、肩が痛い、顎が痛い、腰痛、等々です。 家庭も学校も職場も、安心できる安全な場所を作って いくことが健康作りの大事な要素であり、また、社会の 様々なストレスに対して打たれ強くなるためにも食と栄 養で心身脳の状態を底上げしておく必要があります。 亜細亜食品さんの食品は、添加物を使わずに美味しい ディッシュがそろっているので、家庭での心強い味方に なることでしょう。 伊藤 明子 先生 赤坂ファミリークリニック院長 東京大学医学部付属病院小児科医師 東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学教室客員研究員 NPO法人Healthy Children, Healthy Lives代表理事
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